配列用の要素の宣言
さていよいよ配列です。この配列をマスターすれば、プログラミングの範囲がさらに
広がるでしょう。配列というのは一言で言えば、変数に番号をつけて並べたものです。
配列の構文は次のとおりです。

=の左側のint[]は、「intの配列」という型を表します。
次のtenは、変数の名前です。ここでは、tenという名前の変数を宣言しているわけです。
配列を確保する
次に配列の確保を行います。構文は以下のとおりです。

このようにすると、int型の変数3つ分の領域がメモリ上に確保されます。
そして、その領域をtenが指し示すようになります。
例を挙げると配列用の要素の宣言で、配列という団地のようなものを宣言しました。
この配列を確保する で、一つ一つの住居をのようなものを宣言しました
この[3]というのは、配列の要素の個数であり、配列の長さとも言います。[]内は変数でも式でもOKです。
配列の要素に代入する
今度は、配列の要素への代入を考えてみましょう。次のプログラムのように行います。

これは日本語で表すと、
配列tenの0番目の要素に63を代入
配列tenの1番目の要素に90を代入
配列tenの2番目の要素に75を代入
となります。
注意すべき点は、JAVA言語の配列の要素は必ず0番目から始まります。
配列の長さが3の場合、ten[0]〜ten[2]を使うことができ、ten[3]は使えません。
また、[]内に書かれた数字のことを、添え字と読みます。英語ではindexといいます。
配列の要素を参照する
今度は、配列の要素の参照を考えてみましょう。次のプログラムのように参照します

代入の時の値がセットされているとしたら、
と表示されるでしょう。
このあたりはいままでやった変数と同じですね。
ここで配列の前半戦終了です。後半戦は一息ついてから読んでください。
配列の長さ
配列の長さに入る前に、前半戦の復習・配列の実際の使用例として次のプログラムを
読んでみて下さい。そして、出力される値を考えてみてください。

答えは分かりましたか?そう、124です。解説は以下のとおりです。
i=0のとき、goukei + x[0] = 0 + 57 = 57 goukei=57
i=1のとき、goukei + x[1] = 57 + 42 = 99 goukei=99
i=2のとき、goukei + x[2] = 99 + 25 = 124 goukei=124
goukei出力 124
練習問題でも、たくさん例題として出してますから、挑戦してみてください
さて、配列の長さに入ります。配列の長さを取得する時は次のように記述します。
ten.lengthの部分が、配列の長さを取得する部分です。もし、new int[3]と
配列を確保していた時は、tの値は3となります。
配列の初期化
配列の要素はいちいち代入せずに、まとめて初期化することができます。次のように行います

この文では、配列tenを宣言し、同時に初期化を行っています。これは次の文に相当します。

この配列の初期化では、要素の列は{と}でくくり、要素はカンマ(,)で区切ります。
最後のセミコロンを忘れないでください。
二次元配列
JAVAでは、「配列の配列」を作ることができます。これを二次元配列と呼びます。
二次元配列は次のように宣言します。

二次元配列は次のように初期化します。

うえのプログラムは、次の文と同等です。

繰り返しを見抜く
ここでは、配列を使う上で、「繰り返しを見抜く」という説明をしたいと思います。
配列は添え字で管理されています。その添え字をfor文で変化させてやれば、配列の
要素全体に対して同じ処理を行うことができます。例えば、
aのi番目の要素(0 < i < 10)にiの2乗を格納するプログラムを作成しなさい。
このプログラムでは、次の繰り返し部分を見抜くことができます。

ということは、0から9まで繰り返すfor文があればいいじゃないかというのは
容易に想像がつくでしょう。また、a[0]〜a[9]も宣言・確保しなければなりません
解答プログラムは以下のようになります。

さて、練習問題に移りましょう。
練習問題
問1 次のプログラムを実行した時、出力される値を答えよ。

問2 次のプログラムを実行した時、出力される値を答えよ。

問3 次のプログラムを実行した時、出力される値を答えよ。

問4キーボードから整数を5個入力し、最大値と最小値を出力した後、
入力した整数を入力順に全て表示するプログラムを作成せよ。
問5キーボードから整数(1〜13)を5個入力し、判定をするプログラムについて次の問いに答えよ。(1)次のような度数表を表示するプログラムを作成せよ。

(2)度数の一番多い数字を出力するプログラムを作成せよ
解答